内山が本格始動、粟生との統一戦へ加速
ボクシングのWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(32)=ワタナベ=が27日、都内のジムで本格練習を再開。7月のマイケル・ファレナスとのV5戦は右まぶたの裂傷で負傷ドローとなり、依然として縫合手術痕が残る。スパーリングは10月までお預けの状態だが、シャドー、ミット打ちで力強く始動した。
次戦は予定通り暫定王者ブライアン・バスケス(コスタリカ)との指名試合を計画しており、12月もしくは来年1月初旬をメドに開催を目指す。バスケス戦で王座を守れば、WBC同級王者・粟生隆寛(帝拳)との統一戦の扉が開かれ、渡辺均会長は来年5月にも実現させたい意向だ。
粟生も10月にガマリエル・ディアス(メキシコ)とV4防衛戦を行うが、ともにクリアすれば井岡一翔‐八重樫東に続く統一戦の舞台が整う。ロンドン五輪金メダルの村田諒太にも刺激を受けた内山は「向こうもやる気だし、次をクリアすればできるんじゃないか。バスケス戦でアピールしたい」と、統一戦へ加速をつけたい考えだ。