宮尾&柴田に八重樫が“闘魂注入”

 「ボクシング女子ダブル世界戦」(16日、よみうり文化ホール)

 WBA世界女子Lミニマム級王座に挑戦する宮尾綾香と、同世界女子ミニマム級王座に挑戦する柴田直子が12日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開し、それぞれ前世界WBA世界ミニマム級王者・八重樫東(大橋)にパートナーを務めてもらう、異例のスパーリングを行った。

 1人1ラウンドと軽めだったが、八重樫は世界を獲った拳で2人に闘魂注入。柴田を「メリハリのある、まとまったいい選手」と評価し、宮尾には「足とスピードが持ち味で、自分のペースでやれば勝てる」と太鼓判を押した。

 八重樫と同門の宮尾は、ジムの大橋秀行会長が「ボクシング界の上戸彩」と絶賛する美形。「緊張した。大先輩で雲の上の人」と照れながらも、「パンチをもらわないように足でよけたい」と、決戦へ気を引き締めた。

 柴田は珠算8段の異色ボクサー。「突然言われてびっくりしましたが、いい経験になりました。大阪ではいい試合をしたい。世界が変わると思う」と、目を輝かせた。

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