佐藤が“鋼鉄の受け”森内名人から刺激
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(28)=協栄=が13日、都内の所属ジムで練習を公開し、将棋の森内俊之名人(41)が見学に訪れた。佐藤は将棋が趣味で、ジムの顧問弁護士が森内と懇意であることから実現した。
佐藤のスパーリングを見た名人は「人が殴り合うのを見るのはほとんどないので、いい経験になりました」と雰囲気に圧倒された様子。佐藤は名人から駒の並べ方、持ち方などを教わり感激。名人が“鋼鉄の受け”と称される棋風を「攻撃全盛の時代なので受けるようになった」と説明。佐藤は「ボクシングでは、今はアウトボクシングが主流。将棋と同じように時代とともに変わっていかないといけないのかな」と感心していた。