西岡陣営、ドネア対策万全「スキある」

 「世界Sバンタム級王座統一戦」(13日、ホームデポセンター)

 西岡利晃(36)=帝拳=が3日、ドネア戦へ向けた日本での練習を打ち上げた。本番まで最後となる3ラウンドのスパーリング、ミット打ちなどでキレのいい動きを披露。「すごく調子がいい。キャリアの中で一番」と、自信の表情を見せた。

 プロ18年のキャリアを誇る歴戦の雄に訪れた円熟の時。葛西裕一トレーナーも「ミットで受けていても、パンチが速くて、一瞬でも気を抜くとアゴにくる。一番いいパンチが打ててる」と、状態の良さを実感している。

 対策も十分だ。西岡は毎日のようにドネアの映像を見ており、「相手がどう来ても大丈夫です」と、イメージをインプット。ドネア対ビック・ダルチニャン(オーストラリア)戦をよく観察するという葛西トレーナーは「西岡と同じサウスポーとの対戦で、一番調子のいい時のドネアだが、ときどきスキを見せている」と説明した。

 西岡は4日、決戦の地である米国へ旅立つ。10日後に迫った頂上決戦を前に「最後に自分の手が上がるまで油断はできません」と表情を引き締めた。最高の舞台へ最高の状態で乗り込む。

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