「ボクシング日本ミドル級タイトルマッチ10回戦」(8日、後楽園ホール)
日本最多の4階級制覇を誇る王者・湯場忠志(都城レオスポーツ)が、挑戦者の佐々木左之介(ワタナベ)に4回KOで敗れ、試合後、控室で「肩の荷がおりた。すっきりした」と引退を示唆した。湯場は1回こそ10歳下の相手を圧倒したが、4回に逆転の一撃を浴びてキャンバスに沈んだ。
王座陥落の湯場は5階級制覇への仕切り直しを問われても「それはないです」と明言。「現役をやりたい思いはあるが、チャンピオンでないとモチベーションが上がらない」と語り、来年1月で36歳になる年齢面からも限界を覚悟した様子だった。