米で西岡フィーバー!報道陣が殺到
「世界Sバンタム級王座統一戦」(13日、ホームデポセンター)
WBC世界Sバンタム級名誉チャンピオンの西岡利晃(帝拳)とWBO&IBFの同級統一王者ノニト・ドネア(フィリピン)が10日(日本時間11日)、米ロサンゼルス市内で公開練習を行い、日、米、メキシコ、フィリピンからテレビ8局が訪れるなど100人以上の報道陣が殺到した。
プロモートするトップランク社の関係者が「この階級では異常」と話すほどの盛り上がり。軽い練習のみ披露した西岡は「すごい数。ビッグマッチだなという気がする」と興奮気味に話した。
日本からの応援ツアーは定員を30人から50人に増やしてもキャンセル待ちが出るほど応募が殺到。会場のホームデポセンターは、客席を同地でのボクシングの試合では史上最多レベルとなる4千から7千に増やした。
帝拳ジムの本田明彦会長によると、ドネアのファイトマネーは95万ドル(約7600万円)で、西岡もそれに匹敵。軽量級では破格という。3団体と米「リング」誌認定の4本のベルトがかけられ、最強を決めるにふさわしい舞台が整った。
現地のブックメーカーが、かけ率を1対5と大差をつけるなど、ドネア優位に見られているが、西岡は「世界のファンが知る『世界のニシオカ』になりたい」と宣言した。