西岡、米での低評価に「勝った方が最強」
「世界Sバンタム級王座統一戦」(13日、ホームデポセンター)
公式記者会見が11日(日本時間12日)、米・カリフォルニア州マンハッタンビーチ市内のホテルで行われ、WBC世界Sバンタム級名誉王者・西岡利晃(帝拳)が、WBO&IBF同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)との一戦へ、評価を覆して軽量級最強を証明することを誓った。この日も「集大成の試合。ボクシングをやり尽くす気で練習してきた」と、これまで通りに絶好調を強調。外国メディアから「ボクシング界、特に米国内でドネアより低い評価を受けていることをどう思う」と聞かれると、「東洋人だから仕方がないと思うが、勝って評価を上げます」と答えた。続けて「尊敬しているが、どちらが上とかは思わない。勝った方が最強」と自信の表情を見せた。
また、「集大成とはラストの意味か」との質問には、「毎試合そんな気持ち。目の前の試合しか見えない。終わってからじゃないと分からない」と、引退については明言を避けた。一方で「引退後は日本でジムを開きます」と、具体的な将来のプランを明らかにした。ボクサー人生のクライマックスで「世界のニシオカ」の評価を勝ち取る。