ミルコ、判定で8強進出も後味悪く
「K‐1」(14日、両国国技館)
新生K‐1初の日本大会が行われ、ミルコ・クロコップ(38)がワールドGP1回戦でランディ・ブレイク(25)をダウンの応酬の末に撃破した。
ミルコは2回、腹部への右前蹴りで先制ダウンを奪取。3回にはブレーク後にミルコが攻撃してしまい、謝罪の意を示そうとしてガラ空きになったミルコの顔面にブレイクが右パンチ一せん。これをレフェリーがダウンとみなし、会場は大ブーイングに包まれる。
「怒りはないがうろたえた」と振り返ったミルコだが、動揺は表に出さずにタイムアップ。1回を取っていたミルコが判定2‐0で勝ちベスト8に進んだが、いささか後味の悪い一戦だった。