粟生、日本S倒す!!援軍ドネアも来る

 「WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ」(27日、東京国際フォーラム)

 前日計量が26日、都内のホテルで行われ、4度目の防衛戦となる王者・粟生隆寛と3度目の世界挑戦となるガマリエル・ディアスはともに1回目にリミットの58・9キロでパスした。粟生は試合当日に開幕するプロ野球日本シリーズに負けないインパクトを与える試合をすることを宣言。また、世界4階級制覇のノニト・ドネア(29)=フィリピン=が粟生の応援のために来場し、リング上であいさつをすることが分かった。

 計量を1回でパスした粟生の肌ツヤは良好だった。前回の防衛戦から導入した期間を長く取る新減量法を、医師、シェフらと話し合ってさらに改善し、「うまくいったってことですね。昨日も栄養補助食品を食べましたし」と、手応え。そして、リング外の“ライバル”に意識を向けた。

 試合当日はプロ野球日本シリーズ第1戦、三浦知良(横浜FC)が出場予定のフットサルの国際親善試合、日本‐ウクライナ戦、プロゴルフなど、スポーツイベントが盛りだくさん。「影が薄くならないように、インパクトのある試合をしたい。日本シリーズには負けません」と、他競技に負けない好勝負を誓った。

 心強い援軍もやってくる。日本時間14日に行われたジムの先輩、西岡利晃との王座統一戦を制したWBCダイヤモンド・WBO世界Sバンタム級王者ノニト・ドネアが応援のために来場し、リング上であいさつする予定であることが分かった。親日家のドネアはプライベートで何度も来日しており、そのたびに粟生と会っているという仲。世界4階級制覇のスターがV4戦を盛り上げる。

 前日には、ジムの本田明彦会長がV5戦を敵地での指名試合にする考えを明言。粟生は「一つの頑張る材料になる」と、こちらもモチベーションに変えるつもりだ。存在をアピールするために、負けるわけにはいかない。

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