元キック王者・久保が判定白星デビュー
「ボクシング6回戦」(9日、後楽園ホール)
キックボクシングのRISEバンタム級王者からプロボクシングに転向した久保賢司(23)=角海老宝石=が6回戦でデビュー。4月にWBA同級王者・亀田興毅に挑戦した経験のある元世界ランカーのノルディー・マナカネを3‐0の判定で下した。
久保は序盤からキレのいいジャブ、ボディーなどで積極的に攻め、マナカネを何度もロープ際に追い込むなど、終始優勢。大振りのパンチを何度かもらう場面もあったが、大差の判定だった。
世界戦経験者を破り「KOできなかったのが悔しいが、こういう相手にも通用して自信になった」と満足顔。今後について、萩森健一マネジャーは「時期は来年1月ぐらいに。(アレクサンデル)ムニョスとか面白いかも」と、再び亀田興毅と対戦した選手を相手に選ぶ考えを示唆した。