猪木、大みそか“格闘技五輪”ダーッ!
「IGF」(12月31日、両国国技館)
“燃える闘魂”アントニオ猪木・IGF会長(69)が27日、都内のIGF事務所でデイリースポーツの単独取材に応じ、本紙後援「INOKI BOM‐BA‐YE 2012」(猪木祭)を“格闘技五輪”とする考えと、2013年の“ワールドツアー”構想を明らかにした。今年は7月に中国大会を開催、12月にはパキスタン大会を行う猪木の世界戦略が年末から加速する。
猪木は「オリンピックという名前は使えないけど、そう(格闘技五輪)と言ってくれればありがたい」と、今年の猪木祭を表現した。
猪木祭は藤田和之‐小川直也が発表済みだが、猪木は「(ルールは限定)していない」と、プロレス以外の試合も組むと明言。具体的には、30日にサイモン・ケリー・猪木取締役が訪中して、北京と内モンゴルで散打の大会を視察し、選手を発掘する。育成選手の散打王者・王彬もおり、散打ルールで中国人選手をお披露目する考えだ。
散打は打撃と投げがあるため、猪木は「グラウンドをやれれば、来年は時間がかからずに選手ができる」と、プロレスへの適応も早いとみている。
ほかに、キックボクシングや総合格闘技の試合も組まれる可能性がある。選手も、従来の日本、米国、フランス、オランダ、ウクライナ、ブラジルに加え、パキスタン遠征で発掘した選手も「ビザを出してくれれば」起用するという。世界各国から選手が集い、各種のルールで戦う‐これが猪木の“格闘技五輪”というわけだ。
世界進出も弾みがついている。中国ルートから「旧正月明けにいろいろなことが変わる」との情報を得ており、日中関係の悪化で凍結していた中国大会を再開。さらにアフガニスタン、イラク、インド、スリランカ、キューバ、ブラジル、ロシアでの開催の可能性が浮上している。北朝鮮では95年以来の“平和の祭典”を開催する「話も出てきている」という。
猪木は「来年につながるような形になれば」と、猪木祭から来年の“ワールドツアー”への流れをつくる構えだった。
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