一翔、大みそか大阪で2階級制覇挑戦

 「WBA世界ライトフライ級王座決定戦」(31日、ボディメーカーコロシアム)

 ボクシングの井岡ジムは30日、大阪市浪速区のホテルで会見を開き、元WBA・WBC世界ミニマム級統一王者で現WBA世界ライトフライ級2位の井岡一翔(23)=井岡=が、12月31日に大阪・ボディメーカーコロシアムで、元同級暫定王者で現同級5位のホセ・ロドリゲス(23)=メキシコ=と王座決定戦を行うと発表した。同日には、ジムの同僚でWBA世界ミニマム級2位の宮崎亮(24)=井岡=が、同級4位のポンサワン・ポープラムック(34)=タイ=と世界王座決定戦を行うことが決まっており、同一会場でのダブル世界戦となる。

 日本選手初の2団体王座統一に成功してから半年。一翔の2階級制覇挑戦がついに決まった。「運が良かったのかな。焦る気持ちはなかったが、ボクサーとして幸せ」。デビュー11戦目での2階級制覇なら、叔父の井岡弘樹と亀田興毅の22戦目を抜いて新記録だ。

 試合決定までの交渉は難航した。陣営は一時、ライトフライ級転向への初戦が、ノンタイトル戦になるのも覚悟。11月下旬になって、WBA世界同級王者ローマン・ゴンサレスのスーパー王者昇格が内定。正規王座が空位になることで、一翔にチャンスが巡ってきた。

 ライトフライ級は、アマチュア時代からの主戦場だ。「さらに強くなった姿を見せられるのが楽しみ。コンディションづくりもやりやすいので、いい試合を見せられる確信がある」。ミニマム級のころのように、無理な減量で苦しむことはない。

 対戦相手のロドリゲスについては、既に試合のビデオを入手して分析済みだ。「自分の距離を保つのがポイント。相手も攻めてくるので、手数の多い試合になると思う」と戦略を練る。

 試合まで1カ月を切り、来週からは練習も激しさを増す。6日からは2泊3日の予定で、和歌山県白浜で恒例の走り込み合宿を行う。「KOを狙ってます。見据えている先は長いので、こんなところでつまずいてられない」。日本選手初となる4階級制覇の夢に向けて、一翔が再スタートする。

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