「ボクシング１０回戦」（２２日、神戸市立中央体育館）

　ボクシングの元世界２階級王者・長谷川穂積（３２）＝真正＝が７日、神戸市の真正ジムで、スパーリングを公開した。２２日に神戸市立中央体育館で、ＷＢＣ世界Ｓバンタム級１５位のアルツロ・サントス（メキシコ）と、同級１０回戦で対戦予定。世界前哨戦となる大事な試合に向けて、“必勝減量プラン”を明かした。

　もう断水には頼らない。「飲みたいだけ飲んでます。それを１日前までやりたい。今までは２週前になったら（水分を）カットしてました」。水分不足は、筋肉のけいれんなどを招くためハイリスク。食事も、低カロリーながら満腹感を得られるメニューにするなど、無理はしない方針だ。

　フェザー級から１つ階級を落としての挑戦。バンタム級時代には減量で苦しんだが「１カ月半くらいで５キロ落としている。あと５キロ弱なので大丈夫」と今回は余裕の表情。万全な状態のまま試合に臨む準備はできている。

　試合内容については「きれいな顔で終わる。それにつきます」とノーダメージでの勝利を宣言した。最大の敵である減量をスムーズに乗り切り、“水も滴るいい男”のまま新年を迎える。