花形、勝って興毅の“名シーン”再現だ
「WBC女子世界アトム級タイトルマッチ」(17日、後楽園ホール)
挑戦者・花形冴美(花形)が12日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。V9を狙う王者・小関桃(青木)を下し「父に向けて、リングで『どんなもんじゃい!』とやってやります」と豪語。WBA世界バンタム級王者・亀田興毅が今月4日、王座統一戦に勝利後、父・史郎氏に叫んだシーンの再現を誓った。
本名は田中。一流商社に勤める父・良輝さんは元東大ボクシング部員だが、北里大学を中退して転身後、会話もない父娘の関係は複雑という。
一方リングネームを授かった元WBA世界フライ級王者・花形進会長のことは「父のような存在」と尊敬。得意の接近戦に持ち込む練習を重ねており「花形の名を裏切らないようにしたい」と、言葉に力を込めた。