加藤「かっこ悪い」自転車事故でヒヤリ
ボクシングの全13階級の日本王者が指名試合を行う「第34回チャンピオンカーニバル」の会見が13日、都内で行われ、全対戦カードが発表された。日本ライト級2位・鈴木悠平(23)=真正=と4度目の防衛戦を行う同王者・加藤善孝(28)=角海老宝石=は、前日に自転車事故を起こし、右目上にばんそうこうを施して登場するひと幕があった。
右目上を3針縫い、唇は腫れ、ほおには電柱の跡。まるで試合後のような顔の加藤は「かっこ悪い」と頭をかき、「昨日の朝、自転車でスピードを出してたら子どもが飛び出して、よけたら電柱にぶつかりました」と、事故を説明した。
「10秒以上ダウンしてました。(同門のヘビー級世界ランカー・藤本)京太郎のパンチ以上」と話すほどの衝撃。「試合まで時間はあるんで影響はない」と強調したが、第1子妊娠5カ月の美穂夫人(33)からは「さんざん怒られました」と苦笑い。
防衛3度、2連続KO中と安定王者の地位を築きつつあり「倒し方のコツが分かってきた」と胸を張る。KO率が6割を超える23歳の鈴木が相手だが「勢いがあって強いと思うが、防衛して次のステップへ進みたい」と力強く宣言した。