力道山3世来年デビューへ 墓前で報告
日本のプロレスの“開祖”力道山(1963年没)の命日となる15日、東京・大田区の池上本門寺で五十回忌法要が営まれた。次男の百田光雄(64)をはじめ、天龍源一郎(62)、初代タイガーマスク(55)=佐山聡=らが手を合わせ、マット界の復興を誓った。没後50年となる来年は、光雄の長男で、力道山の孫にあたる力さん(31)がプロレスデビューの予定で、力道山3世誕生が秒読みに入った。
力道山の墓に詣でた力さんは「『デビューできるように頑張ります』と報告しました」と声を弾ませた。来年はプロレスが日本に定着して60年目。54年2月にシャープ兄弟と戦った力道山は、一夜にして戦後最大のヒーローになった。
今年は“鉄の爪”フリッツ・フォン・エリックの孫がノアで日本デビューしたが、3世誕生は日本では史上初。力道山魂を継承して、伝説の空手チョップが再現される。
父の光雄も全面サポートの構えで「プロレス活性化に貢献できるようになってほしい」と願う。天龍は「力道山が空手チョップを持ち込んだように、力には新しいプロレスを見せてほしい」と期待を寄せた。佐山も「力道山は神のような存在。力くんもプロレス復活のために頑張れ!!」と激励した。
格闘家を目指した力さんは、今年に入って本格的にプロレス修行。1カ月前からスパーリングにも取り組み、初陣へカウントダウンの段階に突入している。光雄は「本人の努力と習得の具合(がどうか)。耐えて気迫が伝わるようにならないと…」と、時期については慎重に言葉を選んだ。
父から祖父のことを聞かされている力さんは「誰よりも強く、自分にも人にも厳しいが、その中には寂しい部分もある」と、クールに話した。偉大な祖父の血筋を受け継ぐ孫が、大いなる巣立ちを迎えようとしている。
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