長谷川が自信「スピードの違い見せる」
「ボクシング10回戦」(22日、神戸市立中央体育館)
長谷川穂積と対戦するアルツロ・サントスが19日、神戸市兵庫区の真正ジムで練習を公開した。相手より6歳年下の26歳は「少しプレッシャーを強めていって、長谷川選手のスタミナが落ちるのを狙っている」と年齢差のアドバンテージを生かすつもりだ。
1年前から標高1600メートルのグアダラハラに移住。高地で日常を過ごすことで心肺能力も向上し、「グアダラハラで練習した方が結果がいい」と手ごたえを感じている。地元のジムでは1回の練習で12~14ラウンドのスパーリングを消化。「10ラウンドやるのは全く問題ない」と言い切った。
迎え撃つ長谷川は「高地はあんまり関係ないけどね。スピードの違いを見せますよ」と応戦。サントスがビデオで長谷川が敗れた試合を研究していることを聞くと、「そこ見てもしゃあないですよ」と意に介さなかった。
長谷川陣営はこの日、契約条件の変更を明らかにし、体重のリミットが0・5キロ増えて55・8キロになった。「楽は楽ですね」と長谷川。短期決戦になっても、持久戦になっても、勝つことに変わりはない。