佐藤が舌戦終結「KOで決着をつける」
「WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(協栄)が25日、都内の所属ジムで公開練習を行い、挑戦者・赤穂亮(横浜光)と繰り広げていた舌戦を終結することを宣言した。
元はといえば、佐藤が赤穂を挑発したことから始まった争い。前日も赤穂が反撃したが、佐藤は「赤穂選手にどうこう言うのは、もういいかな」と切り出し、「ボクから仕掛けたことに、彼が応えてくれたのはうれしい。結局、試合はリングで見せるものだ、と思いました」と、ボクシングに集中する考えを示した。
とはいえ、闘争心は旺盛で、「KOで決着をつけたい。判定では負けないでしょう。ダウンしたこともないので、KOで負けるイメージもない」と、自信満々。前回の防衛戦では挑戦者シルベスター・ロペスの強打を警戒するあまり、攻撃の意識が低かったことを反省しており、「今回は、ロペスの時よりは行きますよ」と、宣言した。
この日は4ラウンドのスパーリングで軽やかな動きを披露。前戦後からの通算は500ラウンド以上という驚異的な量だ。減量も順調でリミットまであと1・3キロに迫った。もう言葉はいらない。拳で答えを出す。