河野、世界奪取で家族に恩返しだ
「WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級8位の挑戦者・河野公平が26日、都内の所属ジムで公開練習を行い、世界奪取で家族に恩返しすることを誓った。この日は母・久子さんが、引退をかけた3度目の世界挑戦に臨む息子の調整を見学。自宅に練習場をつくるなど家族でサポートしており、「最後のチャンスをいただいたので、本人もその意識で準備していると思います」と評価した。
河野は既に130ラウンドのスパーリングを消化し、減量もリミットまで800グラムと順調だ。「試合5日前にしては動けている。過去の世界戦と比べても調子がいい」と余裕を見せる。「ここまで来られたのは家族のサポートも大きい。勝って『ありがとう』と言いたい」と静かに闘志を燃やした。