「ＩＮＯＫＩ　ＢＯＭ-ＢＡ-ＹＥ２０１２」（３１日、両国国技館）

　公開会見が２８日、東京・新宿駅前で行われ、メーンに出場する藤田和之（４２）が、出席を“ドタキャン”した対戦相手の小川直也（４４）に激怒した。

　マイクを持つなりまくし立てた。「小川はどうしたよ。きょう来るんじゃねえのか？みんな寒い中、来てるんだよ。そうやって甘やかすから、つけ上がるんだよ」。あまりの剣幕に雨の中、集まった７００人は静まりかえり、詰め寄られた関係者は何度も頭を下げた。

　１１月のカード発表時にも９９年の故橋本真也さんとの危険な一戦を持ち出し、小川のプロとしての資質を否定した藤田。この日で怒りは頂点に達し、予定の写真撮影を拒否。藤田が去った後、登場したアントニオ猪木会長（６９）は参戦選手に「“ざまあみろ”というような戦いをやって欲しい」と要望し、恒例のダ～ッ締め。大みそかの最後に上から目線で笑うのは藤田か、小川か‐。