バスケス頑強 首回り42センチ
「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
ボクシングトリプル世界戦の予備検診が29日、都内で行われ、出場6選手は異常なしと診断された。
検診後の暫定王者ブライアン・バスケス(コスタリカ)の会見は、世界2階級制覇の経験があるハンナ・ガブリエル夫人が英語の質問をスペイン語に訳すために急きょ通訳を買って出た。頸周(首回り)が同級王者・内山高志(ワタナベ)より4センチ太い42センチもあり、Tシャツ越しにも首だけでなく肩や上腕の筋肉も盛り上がっているのが分かった。
「首が太いのは生まれつき。過去に試合でダウンしたことはない。今度の試合でも倒れることはない」と自信をのぞかせた。身長で7センチ、リーチで12センチも劣るとはいえ、「これまでもリーチが長い相手と戦ってきたが特に問題はなかった」と平然。スピードと頑強さを武器に正規タイトルを奪いにいく。