内山、はやV6達成後のガンボア戦視野
「WBA世界フェザー級王座統一戦」(31日、大田区総合体育館)
調印式と計量が30日、都内で行われ、内山高志(ワタナベ)がV6を達成してのビッグマッチ実現へ意欲を見せた。この日、挑戦者ブライアン・バスケス(コスタリカ)が暫定王者であるにもかかわらず、8日にユリオルキス・ガンボア(キューバ)が暫定王者決定戦を制したことについて、WBAの立会人ロバート・マック氏が「今の暫定王者はバスケス。ガンボアはこの試合後の来年1月1日に暫定王者になる。WBAの暫定王者とは指名挑戦者のことだ」との見解を示した。
アテネ五輪金メダリストで、元WBA・IBF世界スーパーフェザー級統一王者のガンボアは米国を主戦場にする大物。内山との対戦が実現すれば、海外でのビッグマッチになる可能性もある。内山はガンボアが指名挑戦者となることに「ガンボアとはやりたいですから、盛り上げるためにもバスケス戦はいい内容で勝たないといけない」と、自らに義務づけた。
渡辺均会長も「ガンボアとやることは内山を世界に売り出すチャンス。いい条件なら行きたい」と、内山の海外進出に前向きな姿勢。新年を海外進出元年にするため、12年最後の世界戦を快勝で締める。