河野4月V1戦勝って大毅と対戦だ!

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(32)と同スーパーフェザー級王者・内山高志(33)=ともにワタナベ=が16日、所属ジムが所在する地元の品川区役所を表敬訪問した。ワタナベジムの渡辺均会長(63)は、河野が4月の初防衛戦でペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)、2度目の防衛戦では同級2位の亀田大毅(23)=亀田=の挑戦を受ける計画を明かした。

 初防衛に成功して注目の一戦を実現させる。昨年大みそかに大番狂わせで世界王座を獲得した河野の防衛ロードが定まった。渡辺会長は「初防衛戦はオプションの消化、その次に亀田大毅の流れで行きたい」と明言した。

 次戦は4月に関東での開催を予定。相手はオプションを持つタイのゴーキャットジム所属のペッチバンボーンが有力だ。戦績は19勝(8KO)6敗1分け。昨年9月に河野に判定で敗れており、WBAではノーランカーだが、世界ランクに復帰する見通しだ。

 V1を果たせば、河野への挑戦を表明している大毅戦へと向かう。大毅はWBA同級2位にランクされており、同会長は「指名試合でやるのが理想」と話した。過去の亀田兄弟と日本人選手の対戦は、テレビで高視聴率を記録。実現すれば注目を集めるのは必至で、「みなさんが見たいカードでしょうから、ぜひ実現させたい」と意気込んだ。

 V2の先には、河野との対戦を希望しているWBC同級王者・佐藤洋太(協栄)との統一戦も浮上する。同会長は「盛り上がると思う。大みそかにできればいい」との展望を示した。

 河野は「亀田選手の方がかみ合うと思う。佐藤選手は距離が遠いのでやりにくい」と打ち明けた。世界奪取の数日後にはロードワークを再開し、祝勝パーティーでも食事を抑えるなど、すでに王者の自覚は備わっている。

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