船木V4曙を蹴殺 次は諏訪魔
「全日本」(26日、大田区総合体育館)
船木誠勝(43)が3冠初挑戦の曙(43)を下した。右ハイでダウンさせた曙の上半身を起こした上で、もう1発右を顔面にたたき込み完勝した。“プロレス界の綱とり”と必勝を期していた元横綱の夢を砕いた船木は「ベルトに守られた。曙さんはベルトがなかったから7割くらいしか力が出せなかったのでは」と勝因を分析した。
試合後は蝶野アドバイザー、諏訪魔、ドーリングが登場。蝶野から3・17両国での諏訪魔の挑戦を要請され、「分かりました。次の防衛戦、諏訪魔選手の挑戦を受けます」と、ファンの前で快諾した。
3冠王座の最多防衛記録(10回=川田利明)更新を目指すという船木は「誰も名乗りを上げなかったら、秋山(準)選手を指名しようと思っていた。諏訪魔選手を破って、向こうに気持ちがあるなら秋山選手とやりたい」と希望を明かした。