37歳石田、世界奪取で村田と夢対決だ
元WBA世界スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕(37)=フリー=が7日、大阪市のグリーンツダジムで、3月30日にモナコでWBA世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(30)=カザフスタン=に挑戦することを発表した。
国内で規定されている“定年”37歳を過ぎた37歳7カ月での王座奪取となれば、元WBC世界フェザー級王者・越本隆志の持つ日本選手最年長記録35歳25日を更新する。また、戴冠後は、プロ転向を示唆したロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太(27)=東洋大職=と拳を交えるプランも明かした。本石マネジャーは「凱旋試合は村田選手のデビュー戦として、ノンタイトルでやりたい」と説明。石田も「プロに来るのなら興味がある試合」と続いた。
ドリームマッチを実現させるには、まず自身が王者にならなければいけない。ゴロフキンは25戦全勝22KOの難敵。「一番強い相手。モナコの奇跡を起こしたい…」と弱気な発言もあったが、「やり方によっては勝てるチャンスがある」と自信ものぞかせた。
最年長での王座獲得。そして村田との夢対決。まだまだボクシング人生を終わらせるつもりはない。