山口直子V2戦前に小出氏に弟子入り
ボクシングの白井・具志堅スポーツジムは12日、都内で会見し、同ジム所属のWBA世界女子スーパーフライ級王者・山口直子(34)が、4月10日に後楽園ホールでロレダナ・ピアッツァ(33)=イタリア=と2度目の防衛戦を行うと発表した。
KO率7割を超す強打者の山口が、V2へマラソンの名伯楽に弟子入りする。15日から8日間、鹿児島県徳之島でキャンプを実施。同地で女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんらを育てた小出義雄氏率いる佐倉アスリート倶楽部との練習に合流。元やり投げ選手の山口は、中長距離ランナーにもまれることに「陸上選手の速さは知っている。レベルが違うが、どれだけできるか楽しみ」と意欲を見せた。
ピアッツァは距離を取って戦う正統派のアウトボクサー。野木丈司トレーナーは「爆発力を発揮するために、距離を詰める脚力をつけさせたい」と下半身強化の必要性を説いた。直近2戦は強打が不発で判定勝ち。うっぷんを晴らすためにも、山口は「3度目の正直。KOで勝ちたい」と爆発を誓った。