黒田“先手必勝”で王者レベコ撃破だ
「WBA世界フライ級タイトルマッチ」(27日、川崎市とどろきアリーナ)
挑戦者・黒田が20日、川崎市内の所属ジムで練習を公開し、先手必勝での王者レベコ撃破を誓った。黒田は「すべて相手が上」と実力差を認めた上で、対策を「下の人間には下の人間の闘い方がある。先に手を出して相手のボクシングをさせないこと」と話した。
ジムの新田渉世会長は「宮本武蔵が言った『三つの先』の中の、相手が仕掛ける前に仕掛ける『先の先』を練習してきた」と説明。剣道二段の黒田に、剣豪の格言を秘策に授けたことを明かした。
1階級上げたことで減量も順調で、この日は3ラウンドのスパーリングなどで好調をアピール。これまで、アマチュア7冠の“怪物”井上尚弥(大橋)とも50ラウンドのスパーリングを行い、新田会長は「非常に勉強になった」成果を口にした。“とどろきの奇跡”へ刀を磨く。