「ＷＢＡ女子世界ライトミニマム級タイトルマッチ」（２６日、後楽園ホール）

　予備検診が２２日に行われ、都内で受診した王者・宮尾綾香と大阪市内で受診した挑戦者・秋田屋まさえはともに異常なしと診断された。美女対決として注目を集める一戦に、“ボクシング界の上戸彩”と呼ばれる宮尾は競泳水着で前日計量を受けて盛り上げることを予告。昨年２月に宮尾に敗れている自称・井川遥似の秋田屋はリベンジを誓った。

　美女対決を前に珍予告だ。宮尾の検診後、大橋会長が「計量はＴバックでやりますから」と話した冗談が意外な方向に進んだ。女子ではセクシーさをアピールするのも興行を盛り上げる要素になり、過去にＷＢＡ女子世界ミニマム級王者・多田悦子がビキニ姿で計量を受けた例がある。

　プールの監視員をしている宮尾は競泳水着を多数所有しており、報道陣から「競泳水着が好きな人もいる」との声が出ると、大橋会長は「それでいいじゃん」とゴーサイン。宮尾も「当日までのお楽しみ」と笑顔で予告した。

　試合はＴＢＳ系地上波で放送予定。宮尾は「女子らしさを出して興味を持ってもらうこと、やってみたいと思う女の子が増えることにつなげたい」と意欲十分。大橋会長は「がむしゃらにならず、チャンピオンの風格を持ってボクシングをしてほしい」と期待した。

　昨年９月に戴冠したチャンピオンベルトが届いてないという事態も発覚。試合までに届かなければ、元ＷＢＡ世界ミニマム級王者の大橋会長が持つベルトで代用するという。美女対決は試合前から注目だ。