京太郎ラストチャンス!4・17再起戦

 ボクシングのWBC世界ヘビー級25位・藤本京太郎(26)=角海老宝石=が4月17日に後楽園ホールでファブリス・オーレン(フランス)と8回戦を行うことが5日、分かった。オーレンは6勝(2KO)4敗のサウスポー。京太郎同様キックボクサーとしても活躍し、10年K‐1マルセイユ大会準優勝の実績を持つ。

 京太郎は昨年12月31日にソロモン・ハウモノ(オーストラリア)との東洋太平洋ヘビー級王座決定戦で初黒星を喫して以来の再起戦。陣営は前戦の消極的な戦いを問題視し「勝敗はともかく、同じような戦いをすれば引退勧告する」と、ラストチャンスであることを明言した。

 一方で、特別指導体制も敷く。日本スーパーウエルター級王座20度防衛の上山仁らを育てた積田進氏、ソウル五輪ミドル級銅メダリストのフセイン・シャー氏(パキスタン)と、重量級にゆかりのある2人をトレーナーにつけて鍛え直す。さらに精神面強化のため、メンタルトレーナーの指導も受けている。

 京太郎は「前の試合のことで、周りからいろいろ言われる。負けたので大きなことは言えないが、勝てるように頑張る」と、背水の陣への覚悟を示した。

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