井上プロ3戦目異例のゴールデン生中継
ボクシングの大橋ジムは27日、横浜市内で、元高校生アマチュア7冠で日本ライトフライ級6位の井上尚弥(19)=大橋=が、4月16日に後楽園ホールで同級1位・佐野友樹(31)=松田=とプロ3戦目のノンタイトル10回戦を行うと正式発表した。
ゴールデンタイムにフジ・関西系で生中継される一戦。3戦目での同時間帯への進出は、近年では、映画俳優のミッキー・ローク(米国)と、WBA世界Sフライ級2位・亀田大毅(亀田)の例があるほどだ。
中継には通常の倍以上となる11台のカメラを使用。会場に設置する3台の大型ビジョンを使い、ゲストの元世界王者9人が試合後に解説する計画もある。熊谷太助プロデューサーは「数字に左右されると、ヘタなことをやってしまう。新しいボクシングの魅力を伝えたい」と、視聴率は意識しない方針だ。
井上は会見にスタイリストとヘアメークがつく異例の扱いで登場。「普通の試合じゃ、見てる人も納得しない。世界戦に負けないレベルの試合をしたい」と、お茶の間へのアピールを誓った。