八重樫、苦手の「左」スパーで克服
「WBC世界フライ級タイトルマッチ」(4月8日、両国国技館)
挑戦者・八重樫は30日、自己最多となる200ラウンドの本格的なスパーリングを打ち上げ、サウスポーの苦手を克服した。この日はアマのトップ選手と3ラウンドこぶしを交え、何度も懐に踏み込んで接近戦を展開。見届けた大橋会長は「五十嵐に4敗したのはサウスポーが苦手だったからだが、今日は相手の持ち味を殺すボクシングができていた。苦手を克服したね」と満足そうに話した。
また“勝利確信発言”については、「練習してきたことがかみ合うと思った。五十嵐は八重樫を裁けないと思う」と説明。八重樫も「200ラウンドのスパーリングをやって、サウスポーに慣れたという意味では手応えがある」と、充実の笑みを浮かべた。