五十嵐4・5キロ以上リバウンド宣言
「WBC世界フライ級タイトルマッチ」(8日、両国国技館)
前日計量が7日、都内のホテルで行われた。フライ級(リミット50・8キロ)は五十嵐俊幸が50・8キロ、八重樫東が50・7キロで、1回目にパスした。
日本人対決は両雄ともに態勢万全だ。五十嵐は新減量法、八重樫は肉体改造に成功。ビルドアップされた体を披露した八重樫に、五十嵐は「すごい体してますね」と、声をかけた。
毎回苦しむ減量が、期間を1カ月弱から半月延ばしたことがうまくいき、「体も動いて汗も出て、いい練習ができた」と五十嵐は手応え十分。食欲旺盛で、計量後にパスタとステーキ、夜もステーキを食べるという。当日計量で前日より4・5キロ以上の体重増を認めないIBFを引き合いに出し、「IBFとの統一戦はできないですね」と、当日の大幅体重増を示唆。「八重樫さんのパワーがどれだけのアドバンテージになるかは分からないですよ」と話した。
一方の八重樫は「調子はいつもと変わらない。今日は消化のいい物を食べる」と話し、足早に会場を後にした。