八重樫が2階級制覇!血染めの激闘制す
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「WBC世界フライ級タイトルマッチ」(8日、両国国技館)
ボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチが行われ、挑戦者で同級6位の八重樫東(大橋)が、3-0の判定で王者・五十嵐俊幸(帝拳)を破り、2階級制覇を達成した。
試合は八重樫が初回から接近戦を仕掛ける展開。5回に五十嵐が右目上、6回に八重樫が右目上、五十嵐が左目上を偶然のバッティングでカットする流血の死闘。一歩も退かずにパンチを繰り出した八重樫が11回に右フックでダウン寸前に追い込むなど、有効打で上回った。スコアは115-110、116-109、117-108。「最後まで自分を貫くことが今日のテーマでした。僕みたいに腫れるボクシングは目指して欲しくないですが、これを見てボクシングという競技に興味をもってくれたらうれしいです」と激闘を振り返った。