長谷川3回KO!WBCかWBOに絞る
「ボクシング10回戦」(26日、神戸市立中央体育館)
ボクシングの元世界2階級王者の長谷川穂積(32)=真正=が26日、神戸市立中央体育館で、世界前哨戦となる56・2キロ契約10回戦を行い、タイ国フェザー級5位のウィラポン・ソーチャンドラシット(24)=タイ=を3回2分51秒KOで下した。今後は、WBCとWBOの2団体に絞って、3階級目のベルトを狙う。
圧巻の内容だった。3回に左だけで3度のダウンを奪ってKO。「このまま1週間練習したら、すぐに次の試合ができる。そのための試合だった。6月に(世界戦が)決まってもできる」。長谷川の目は“本番”を見据えていた。
次回発表の世界ランキングで、WBC、WBOともにスーパーバンタム級2位となる見込み。ただ、WBCはテラサス(メキシコ)が20日に王座を獲得したばかりで、WBOも無敗王者リゴンドウ(キューバ)が13日に統一戦を終えたところ。すぐに世界戦というのは難しいが「強い相手の方がやる気が出る。早くて夏、遅くて秋。それまではこの体をキープしておきたい」と、来るべき日のために拳を磨き続ける。