ソリスは河野見下し亀田兄弟に照準
「WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(6日、東京・大田区総合体育館)
ベネズエラ勢2人が2日、都内のワタナベジムで練習を公開した。暫定王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)は王座統一への自信を示し、マネジャーのバレイロ氏は「タイトルを獲れば、亀田の弟(大毅)、そして兄(興毅)にも興味がある」と発言。王者の河野公平(ワタナベ)を見下した。
高速の縄跳び、ミット打ちで好回転の連打など、ソリスはスピードのある動きを見せつけた。河野陣営でトレーナーの高橋智明氏は「よく動くし、キレがある」と警戒。「大振りは当たらないと思うので、地道に下から攻めて、後半に勝負。スタミナは負けない」と後半勝負の作戦を立てた。
ワタナベジムの渡辺会長も「倒すなら後半だろう。根性の勝負になる。それなら河野は負けない」と同意し、精神力での王座統一を期待した。
ソリスも「24ラウンド、つまり2試合戦える体力をつけてきた」とスタミナには自信を持つ。暫定王者は「河野はパワフルでアグレッシブに前に出る。河野がどう出るかで戦いは変わるが、私はいろんな戦いに適応できる」と必勝を宣言した。