宮崎、上から目線でミニマム級卒業だ!
「WBA世界ミニマム級タイトルマッチ」(8日、ボディメーカーコロシアム)
調印式と前日計量が7日、大阪市内で行われ、ミニマム級の王者・宮崎亮(井岡)と挑戦者のベラルデ(メキシコ)は、ともにリミットで一発クリアした。
挑戦者の肉体を目の当たりにした宮崎は、内山ばりの強打でミニマム級卒業を誓った。「幼児体形ですね。体脂肪があるでしょ。ボディーをどつきます」。現在の階級は今回で最後になることが濃厚。「しっかりクリアして、2階級制覇したい」と、次の目標を見据えた。
前回より準備期間も短く減量に苦しんだが、計量は一発でクリア。「今は白ご飯とおかずが食いたい。何でもいいんで、ぜいたくは言わないっす」。第1関門を突破して、会話の言葉数は戻った。
持ち前のパワーを出し切れなかった前回の世界初挑戦は判定勝ち。今回は100万円のKOボーナスが設定されている。「判定はあまり好きじゃない。見ているお客さんもそうだと思う」。誰もが納得する形でミニマム級ラストマッチを飾る。