徳山昌守氏、示談成立で起訴猶予に
神戸地検は10日、路上で男性2人を殴り、けがを負わせたとして、傷害の疑いで逮捕され、その後釈放されていたボクシングの元WBC世界スーパーフライ級王者の徳山昌守氏(38)=本名洪昌守=を起訴猶予にした。処分理由は「示談が成立し、2人が処罰を望んでいないため」と説明した。
徳山氏は4月22日夕、兵庫県三田市の路上で、ガソリンスタンド(GS)から出てきた乗用車が自分の車の前に入った際に急ブレーキを踏み、車内の長女(2)がシートに体をぶつけたことに激高。乗用車を運転していた男性と、誘導したGSの男性従業員の顔面を殴り、軽傷を負わせたとして同23日に逮捕され、翌24日に釈放された。
処分が決まった徳山氏は「やってしまったことには変わりありません。しっかり反省し、2度とこのような愚かな行動をしないように努めていきます。失ってしまった信用を取り戻すのは容易なことではありませんが、信用を回復すべく日々精進していく所存です」とコメントした。