高校4冠&大学2冠の中沢奨がプロ転向
ボクシングの中沢奨(しょう)(20)=大阪帝拳=が13日、大阪市内の所属ジムでプロ転向会見を行った。大阪・興国高時代には全国高校選抜を制するなど4冠、東農大では全日本アマチュア選手権などで2冠を達成し、アマ102戦92勝の逸材。12日に行われたB級プロテストを受験し、この日合格が発表された。
ロンドン五輪にはバンタム級での出場を目指していたが、銅メダルを獲得した清水聡に2度敗れて出場が断たれた。その後、プロ転向を決意し、3月に大学を中退。「世界チャンピオンになるのが夢だった。4団体制覇が最終目標です」と大きな野望を口にした。
元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎の試合に魅せられて、小学校1年のときに同ジムに入門した。“浪速のジョー”にあこがれてプロの扉をたたいた“浪速のショー”。デビュー戦は8月ごろになる見込みだ。