一翔始動!次戦は今秋Lフライ級防衛戦
ボクシングのWBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔(24)=井岡=が28日、大阪市内の所属ジムで始動した。年内に2試合をこなす予定で、9~10月初旬に行われる見込みの次戦へ「一日一日を無駄にしないようにしたい」と話した。
父でプロモーターの一法氏は、次戦もライトフライ級での防衛戦になると明言した。相手の筆頭候補は同級暫定王者のアルベルト・ロッセル(35)=ペルー。もっとも、「向こうはペルー初の世界王者だから(陥落しないように)慎重になっている」と、交渉の必要性を明かした。
競馬の日本ダービーを制したキズナは、井岡ジム後援会長の前田幸治氏が代表を務める牧場の生産馬。キズナは今秋、フランスでの凱旋門賞に挑む予定で、一翔は自身の海外進出に重ね合わせ「実力が伴っていけば、そういう舞台が用意されると思う」とレベルアップを誓った。
近い将来には3階級制覇も見据える。「井岡一翔伝説」に新たな1ページを刻む日々が始まった。