白石社長、大仁田要求の人間爆弾拒否

 全日本・白石伸生オーナー兼社長が16日、大仁田厚から要求された8・31「横浜大花火」(31日・横浜文化体育館)で行われるグレート・ニタ対キラウェアの「ノーロープ有刺鉄線メガトン電流爆破&史上初!人間爆弾デスマッチ」で爆弾を背負う“人間爆弾”役を事実上、拒否した。白石氏は全日本の公式ホームページ上で、大仁田側からの出場要請に対し回答した。以下が全文。

 「『横浜大花火で人間爆弾として電流爆破を体感することを要求する』という手紙を頂きましたが、今は(25日)大田区体育館で行うエキシビジョンに向けて最終調整しており、いきなり大花火と言われても線香花火との違いもわかりません。

 あなたが、プロレス大好き人間なのは認めますが、なぜ、電流爆破でなく、肉体と肉体のプロレスをされないのですか。あなたなら、もう一度、馬場さんに教わったプロレスが出来るはずです。邪道ではなく、王道の精神を再度思い出してください。電流爆破が凄いのかはわかりませんが、今の全日本の凄さを見てから、発言されることを希望します。素直な気持ちで、大田区の3冠戦をみてみてください。きっと、あなたのプロレスラーになった原点がそこにあるはずです」

 白石氏は電流爆破マッチへのアレルギーを隠さず、大仁田に対しては“改心”を求め、全日本の25日・大田区大会への来場を呼びかけた。

 大仁田は、白石氏からかつて電流爆破を線香花火と揶揄されたこともあり、14日の会見で人間爆弾に指名。全日本サイドに白石氏の出場要請の書面を送付していた。

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