田口、不利予想覆して“怪物”井上倒す

 「日本ライトフライ級タイトルマッチ」(25日、スカイアリーナ座間)

 日本ライトフライ級1位の“怪物”井上尚弥(20)=大橋=の挑戦を受ける同級王者・田口良一(26)と、東京・有明コロシアムでロンドン五輪ミドル級金メダリスト・村田諒太(27)=三迫=のプロデビュー戦で対戦する東洋太平洋ミドル級王者・柴田明雄(31)が20日、ともに所属する都内のワタナベジムで練習を公開した。

 田口は2ラウンドのスパーリングで一方的に攻め込むなど、好調をアピール。「待ちのボクシングだとペースを握られるので、どんどん行きたい。不利と言われてますが、覆して、これからの人生を豊かにしたい」と王座防衛を宣言した。また、田口と柴田のトレーナーを務める石原雄太氏とジムの渡辺均会長は試合当日、電車で2会場を移動。石原氏は「(先に試合をする)田口には『間に合うように前半で決めろ』と言ってます」とKOを厳命した。

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