ゲレロ謎の増量 あわや減量失敗
「IBF世界Sフライ級王座決定戦」(3日、サンメッセ香川)
前日計量(リミット52・1キロ)が2日、高松市の商業施設「丸亀町GREEN」で、一般に公開して行われた。ロドリゴ・ゲレロ(メキシコ)は1回目に200グラム超過し、4回目に52・1キロでパス。陣営は体重計の異常を訴え、グローブの変更を要求するなど“クレーマー”ぶりを発揮した。
ゲレロは醜態をさらした。1回目の計量は、一般客が注視する中で全裸になったが200グラム超過。20分ほどジョギングをしてからの2回目は500グラム超過と謎の増量。陣営が「体重計を動かしたからおかしくなった」と激怒すると、別の体重計が用意されたが数値は変わらなかった。
2時間の制限時間が近づくと、観念したゲレロはペットボトルに小便を絞り出しなんとかパス。それでも「ホテルで量ったときは問題なかった。日本は何事も正確な国なのにがっかりした。魔女でも降りてきたんじゃないか」と悪びれなかった。また陣営は日本製グローブの使用を確認したにもかかわらず「聞いていない」と自ら用意したカナダ製のグローブの使用を要求。結論は試合当日に出されることになった。