村田の同級生・向井がタイで世界挑戦
「WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(11月15日、タイ・ウボンラチャタニ)
ボクシングの六島ジムは24日、WBC世界スーパーフライ級15位の向井寛史(ひろふみ)(27)が、11月15日にタイ東北部ウボンラチャタニで、同級王者のシーサケット・ソールンビサイ(26)=タイ=に挑戦すると発表した。
南京都高(現・京都広学館)では、ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(三迫)と同級生。村田が主将で、向井が副主将だった。プロデビューは村田より4年早く、「(村田が)金メダルを取ったのは刺激になった。ベルトを巻いて帰ってきて『次はお前だ!!』って言いたい」とプロの先輩として息巻いた。
世界初挑戦となった2011年12月のポンサクレック戦(タイ)は、バッティングで右目の上をカット。1回47秒負傷引き分けという悔しい結果に終わった。「前回はバッティングのことを考えていなかった。今回は反省を生かしたい」。同じ失敗は繰り返さない。
ジムメートの名城信男も、スパーリングパートナーとしてサポートしてくれる。向井は「勝たへんやろうと思われてるけど、結果さえ出せば手のひらを返したようになると思う」と胸を躍らせた。