オカダV4 宿敵・棚橋と決着マッチへ

 「新日本」(29日、神戸ワールド記念ホール)

 IWGPヘビー級選手権は、オカダ・カズチカ(25)が小島聡(43)を退け、4度目の防衛に成功した。試合後は前王者の棚橋弘至(36)が挑戦をアピール。10・14両国国技館でのライバル対決が決定的になった。なお、小島は試合で負傷。患部は右肩とみられる。IWGPインターコンチネンタル選手権は、中邑真輔(33)がシェルトン・X・ベンジャミン(38)を下して初防衛。ノアの丸藤正道(34)が次の相手に名乗りを上げた。1・4東京ドームでのIWGP王座挑戦権利証争奪戦&NEVER無差別級選手権は、内藤哲也(31)が田中将斗(40)に勝利し、新王者となった。

 オカダが小島をレインメーカー一発で仕留め、至宝のベルトを守り抜いた。負傷欠場中のパートナー・天山広吉(42)の声援で奮闘した18歳上の先輩に、今シリーズかわされ続けた“宝刀”を最後の最後でぶちあてた。

 「小島さんは普通だった。第3世代は古い」と余裕の発言をしたが、“原点の地”でのうれしい防衛だった。2003年、15歳の岡田少年は闘龍門に入門。神戸市内の寮に入った。身長は185センチ(現在191センチ)あったものの、体重70キロ(現在107キロ)の細い体でつらい練習に耐え続けた。メキシコに渡るまでの半年間を暮らした神戸で唯一の楽しみは、休みの日曜日に同期と繁華街の三宮やモザイクに出かけることだった。短い時間だったが、「神戸がなかったら始まってない」と今も言い切る。

 思い出の場所に集まった8000人のファンに強さを誇示した王者の視界に、“宿敵”棚橋が入ってきた。4月にオカダにベルトを奪われた逸材は「オレは欲しいものは必ず取る」と満を持してのリベンジ戦を要求。オカダは「(凱旋帰国後は)2勝2敗1分け。次、完全決着やりましょうよ。そこで、あなたをしっかり終わらせてやります」とやり返し、10・14両国でのタイトル戦が決定的となった。

 すでに来年1・4東京ドームのメーンを見据えるオカダ。最大のライバルを突破して、当面の目標をたぐり寄せる。

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