貴闘力12・12後楽園でプロレスデビューへ
大相撲の元関脇・貴闘力で、現在は実業家の鎌苅忠茂氏(46)が2日、大仁田厚に制裁を加えるためにプロレスのリングに上がることを宣言した。
きっかけは9月28日。親交のある初代タイガーマスクの佐山聡が主宰するリアルジャパン後楽園ホール大会での出来事だった。鎌苅氏が佐山と抗争中の大仁田を「オレがやっつける」と話したことを聞いた大仁田が憤慨。会場に乱入し、観戦していた鎌苅氏を急襲して対戦を迫った。
鎌苅氏は自ら経営する都内の焼き肉店「ドラゴ」で本紙の取材に応じ、「プロレスとか、格闘技とか、どうでもええ。大仁田をブチ回してスカッとすればええだけ。今は、後のことは何も考えてない」と動機を説明。「オレのことを素人とか言ってるけど、アホか。オレは何十年も相手を殺す相撲を取ってきた。大仁田なんか秒殺やろ」と自信の笑みを浮かべた。
リアルジャパン関係者は「親方(鎌苅氏)の真意を確かめてからですね」と話すにとどめたが、決戦の舞台は次回大会の12月12日の後楽園ホールになると予想される。土俵で猛威をふるった張り手がリング上でもさく裂するか?