諏訪魔が5冠王!01年武藤以来8人目
「全日本」(22日、三条市栄体育館)
3冠王者・諏訪魔(36)がジョー・ドーリング(31)とのコンビで秋山準(44)&潮崎豪(31)を下して世界タッグ王座を奪取し、01年の武藤敬司(50)=現WRESTLE‐1=以来、8人目の5冠王となった。
72年のこの日に旗揚げした全日本41回目の記念日に、記録達成で花を添えた。ドーリングが潮崎を仕留めると、場外で秋山を釘付けにした諏訪魔はガッツポーズ。「(創設者の故ジャイアント)馬場さんのお膝元の三条で世界タッグを取り、5冠を達成できました」と喜びを爆発させた。
不退転の決意で8度逃してきた世界タッグに挑んだ。あえて8月25日の潮崎戦で封印し、修理に出していた3冠の旧ベルト3本を携えて登場。9度目の正直をかなえ、5本のベルトで体を覆った諏訪魔は「タッグのベルトってこんなに重いんだ」とつぶやいた。
27日・両国では曙(44)との3冠戦が待つ。「馬場さんの作った全日本をしっかり守って盛り上げていきたい」とファンに約束した5冠王者。栄光を“五日天下”で終わらせるつもりはない。