大みそか両国で「石井vs藤田」急浮上
「IGF」(26日、TDCホール)
IGFの大みそか「INOKI BOM‐BA‐YE2013」(両国国技館)で格闘家・石井慧(26)とIGF王者・藤田和之(43)の対戦が有力となった。来場した石井が「年末はこのリングで一番強い相手と戦いたい」と頂点に立つ藤田を示唆。メーンの藤田対鈴木秀樹(33)を観戦した。
昨年のつらい時期に藤田から激励され、頑張れたという石井は「(藤田戦なら)勝ち負けにこだわるのでなく、すべてのものを出す試合にしたい」と思いを告白。鈴木を118秒で圧殺した王者は「(石井戦は)時と状況がそろえば、両国のリングで待つ」とうなずいた。
対石井なら総合格闘技ルールが濃厚だが、ベルトについて「ルールは違えど、オレがOKと言えば(懸ける)」と発言した。
石井が20日に倒したジェフ・モンソン(42)は、藤田が07年に敗れた相手。藤田は「過去にオレに勝った相手に勝って強くなってる。(石井戦実現なら)夢を与えられる」と笑顔を見せた。ドリームマッチが正式決定すれば、文字通り日本人最強決定戦になる。