最強ゴロフキン圧勝!9連続KO防衛

 8回、スティーブンスをロープに詰めて右を打ち込むゴロフキン(撮影・大橋小太郎)
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 「WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(2日、ニューヨーク)

 ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチが2日(日本時間3日)、米国・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・シアターで行なわれ、王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が8回終了TKOで挑戦者のカーティス・スティーブンズ(米国)を下した。

 2回にゴロフキンが左フックで痛烈なダウンを奪うも、地元・ニューヨーク出身のスティーブンズもその後に得意の左フックを振りまわして反撃。しかし地力に勝るゴロフキンが中盤以降は挑戦者にプレッシャーをかけ続け、完全に一方的になった8回終了後にレフェリーがストップした。

 ゴロフキンはこれで同タイトル9度目の防衛となり、そのすべてでKO勝利。その中には淵上誠(八王子中屋)、石田順裕(グリーンツダ)の日本選手も含まれる。ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、プロ転向した村田諒太(三迫)もタイトルを狙うミドル級で“最強”と呼ばれる怪物王者は、デビュー以来の連勝記録を28(25KO)に伸ばしている。

 試合後には「誰とでも対戦する準備はできていますが、特にセルヒオ・マルチネスと戦いたい」と語り、長くミドル級の雄として君臨して来たアルゼンチンの英雄ボクサーとの対戦をアピールした。一方、健闘及ばず敗れたスティーブンスは29戦25勝(18KO)4敗となった。

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