山中、防衛戦の相手は「頭良さそう」

予備検診を終えファイティングポーズをとる挑戦者のアルベルト・ゲバラ(左)と山中慎介=東京・ホテルグランドパレス(撮影・開出 牧)
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 10日に東京・両国国技館で行われるWBC世界バンタム級タイトルマッチの予備検診が7日、都内で行われ、5度目の防衛戦に臨む王者山中慎介(帝拳)、挑戦者の同級8位アルベルト・ゲバラ(メキシコ)はともに異常なしと診断された。身長は3センチ、リーチは4センチといずれも山中が上回ったが、逆に胸囲は山中の84センチに対してゲバラが92センチと8センチも大きく、上半身の厚みを感じさせた。

 初めて対戦相手と顔を合わせたチャンピオンは、「思ったより全体的に小柄な印象ですね。それと頭が良さそう」と弁護士を目指しているゲバラのイメージを語った。リミットまであと1・5キロと減量も順調に進んでおり、昼食にはおにぎりとスープを食べたほど。仕上がりに関しても全く不安はなく、この日は休養日に充て、計量前日の8日に軽く体を動かして練習を打ち上げる予定だという。

 また、世界タイトルに2度目のチャレンジをするゲバラは、「山中に特別な印象はない。日本の気候はとても心地いいし、野菜中心の食生活もとてもおいしい。まるでホームのように感じている」と好調ぶりをアピール。フットワークが武器のテクニシャンは、「タイトルをぜひメキシコに持って帰りたい」と必勝を誓った。

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