山口、速さ武器の藤岡対策はバッチリ
「WBA女子世界Sフライ級タイトルマッチ」(13日、後楽園ホール)
公開練習が7日、都内で行われ、3度目の防衛戦に臨む王者・山口直子(白井・具志堅スポーツ)が順調な仕上がりをアピールした。KO率8割以上の山口の強打か、それとも前WBC女子世界ミニフライ級王者・藤岡奈穗子(竹原慎二&畑山隆則)のスピードか。階級の壁を超えて実現したビッグマッチに、山口は「最高の試合ができる相手」と心を踊らせた。リミットまであと2キロと調整も順調で、男子選手相手の公開スパーでも鋭いパンチを何度も繰り出した。
藤岡対策としてWBC女子世界ライトミニマム級王者の宮尾綾香(大橋)とのスパーリングをこなすなど、スピードタイプへの対応を磨いてきた。「藤岡さんは全体のレベルが高く駆け引きができる選手。パンチをもらわないようにしたい」と警戒を強めた。自慢の豪打で、日本女子最強を証明する。